• 施工管理

デジタルが進むほど必要なのは、人がいるから生まれるもの。

新卒

藤木 雅和 Masakazu Fujiki / 工務課

現場監督として今一番頑張っているのは、後輩の育成です。たとえば社員によって、お客さまと接することが好きな人もいれば、建築が本当に好きな人もいる。そうした個人の特性や、モチベーションに合わせたマニュアルをつくっています。あとは建築業界自体がまだまだアナログなので、ITシステムを構築するなど、デジタルを導入した仕組みづくりもやっています。そこは社員の平均年齢が比較的若く、フットワークや柔軟性のあるうちの会社だからこそできることだと思うので。
 
そうして仕組み化、効率化させることで余裕が生まれた時に深掘りしたいのは、大工さんや職人さんの技術力や、社員のコミュニケーション力のアップなんです。デジタルが進めば進むほど、やっぱり必要なのは、人がいるから生まれるもの。そうすることで、本当に感動してもらえる家づくりの体験が、提供できるんじゃないかなと。

今は3Dプリンターを使って、コンクリートで家づくりができるような時代が来ると言われていますが、木という素材自体は、ひとつとして同じではありません。量産のための素材と言うより、あくまで自然のもの。だからこそ木造だと、唯一無二の住宅をつくることができる。
 
そのひとつとして取り組んでいるのが、熊本県産の木材を使うこと。これまではどこ産かなど、あまり気にされない認識だったんですが、今は国産なのか、県産なのかにもスポットが当てられている。私たちがお客さまに伝えているのは、同じ地域で育ってきている木材と、どこか暑い国からやってきた木材を比べると、やっぱり前者のほうが湿度などによる狂いが出にくい。地域の風土に合った、そこに生えている木を使って建てるのが一番、そう感じています。