合志にて内覧可能なモデルハウスが完成しました!
スタッフコラム・ブログ2024.08.17
こんにちは!!
ひとやねの かわの です。
最近ふと気になり調べたことは「セミはなぜ鳴くのか」です。
知らない方はぜひ調べてみてください!
今回は勝手にシリーズ化しています!
ほにゃららって何シリーズのご紹介です。
本日はスロープについて触れていきたいと思います。
スロープを設置する際のポイントはいくつかございます。
まずは ”勾配(角度)” が大切になります。
スロープは法律などで勾配(角度)の基準が定められており、
その勾配によって使いやすさが大きく変わってきます。
建築基準法(最低限)では1/8以下と決められております。
1mあがるのに8mの水平な部分が必要となる勾配です。
法律で決められている数値ではありますが、
車いすの方が一人で使用するにはとても厳しい勾配になります。
また勾配が急なスロープは下る際にスピードが出るため、
「怖い!」と思われる方もいらっしゃいます。
私も車いすの方を押してスロープを下る際は基本的に、
後ろ向きで下るよう意識しております。
次に…
一定条件の施設建築で求められているバリアフリー法では、
1/12以下(屋外は1/15以下)と定められております。
同様に1mあがるのに12~15mの水平な部分が必要となる勾配です。
1/12勾配のスロープを車いすで上ったことがありますが、
自身の力だけで上がるには少しきついという印象を受けました。
もちろん使用する車いすやスロープに使用している素材などが影響してきますので一概に上がりづらいとは言えません。
その時の条件下での感想になります。
今までのお話の流れであれば…
”スロープは緩やかな方が良い”という結論になるのですが、
勾配が緩やかなほど設置するために大きなスペースが必要になる課題が出てきます。
その課題の解決策として挙げられるのが、スロープ形状の検討です。
スロープと言っても形状はまっすぐだけではありません。
階段と同様にその場所に合わせた形状を選択することで、緩やかな勾配のスロープを設置をすることができるかもしれません。
また介助をされる方が常時近くにいるなどの条件下では、
スロープではなく、緩やかな階段を計画する方法も考えられます。
小さな段差であれば、上ることが可能になることもあります。
つまり…
車いすを使用するから、
スロープの設置が正解だということは一概には言えないということです。
使用される方の状態を踏まえて計画する必要があります。
「百聞は一見に如かず」
一番は見て体験して頂くことが良いと思います。
水前寺にあります弊社のサロンには、1/10勾配のスロープを設置しております。
車椅子も事務所内に備えておりますので、健常者の方も体験ができます。
ぜひ水前寺サロンにいらしてくださいね!
では。
ひとやねでは…
株式会社アネシスから誕生した介護・看護専門の住宅・リフォーム部門です。
新築からリフォームまで設計士が直接お話を伺います!!
お気軽にお問い合わせください。
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