合志にて内覧可能なモデルハウスが完成しました!
スタッフコラム・ブログ2020.04.09
こんにちは、デザイナーの丸中です。
今回は、床材の水濡れに対する耐久性についてのお話です。
床の水濡れは、普通に生活をしていると、どうしても起こりうること。
お風呂あがりや子供が洗面台やトイレで手を洗った後など、ほぼ100%水濡れは起こります。
その度に、床が傷むんじゃないかと不安になるのは嫌。
それならば、本当に水に濡れてもいい床は何だろう?
私たちは水濡れする可能性が高い部屋の床は、クッションフロアやフロアタイル、陶器製のタイルを勧めることが多いのですが、この際実証しちゃいましょう!
楽しみ過ぎる…。
さあ、エントリーするのはこの4選手。
右から、
エントリー№1.水濡れはお任せ。レジェンド。クッションフロア。
エントリー№2.THEオールマイティープレーヤー。合板フローリング。
エントリー№3.デザイン変幻自在のニューカマー。フロアタイル。
エントリー№4.雰囲気づくりの魔術師。無垢フローリング(サクラ)。
僕の予想では、やはりレジェンド、クッションフロアが優勝候補かと。
さあ、早速開始していきましょう!
ここでルールを説明しましょう。
- ペットボトルのキャップ1杯分の水を床材サンプルにこぼし、日陰の風通しの悪い室内で保管します。
- 変化を確認。床材の変色、形状の変化を見ていきます。
うん。かなり単純な実験。
こんなに気軽にできるのであれば、もっと早めにやってみればよかった。
1日目
各床材スタンバイ。
さあ、床に水を与えましょう。
草木に水を与えるテンションでやっちゃいましょう。笑
記念すべき1杯目。
2日目。
さすがに、1日で変化は無いでしょう。
ん?なんか初日にしてヤバい気がしてならない。
すべての選手にシミが…。汗
熊本の水のせいだろうか。
ミネラルが残ったのか??
触った感じ、少しざらついている。
特に、フローリング兄弟が心配。
表面のニスみたいなのが水シミの周りに固まっているのが気になる。
これなんだろう…。
さあ、今日も1杯の水を与えましょう。
3日目
うん。今日も順調にシミができている。
なんか、昨日とそこまでは変化が無いっぽい。
想像以上に地味な実験。
あい変わらず、ミネラル分が残っている感じ。
4日目
むむむ…。
無垢フローリングにおねしょの跡のようなシミが…。
他の選手に比べると、水シミの周りが明らかに濃いシミになっている。
表面にクリア塗装しているはずだが、その下まで浸透していることが伺える。
これはここで大きく差が付いたか…。
可哀そうになってきたが、心を鬼にして今日の一杯を与えて帰宅。
5日目
定休日に甘えて、実験も休憩しちゃいました。スミマセン…。
6日目
実験もラストスパート!
どれどれ…。
んー。
無垢床のシミがどんどん濃くなっていて、黒ずんできた。
少し目印のマジックのインクがにじんでいるのか…。
他はあんまり変化が無い様子。
明日は最終日。
よく過酷な実験に耐えてくれた。頑張ったね。
一緒に過ごした床材たちが、とても愛おしく感じる。
7日目
結果発表。
うん。全部、シミついてるね。
これ、多分、熊本の水のせいであろう。
ミネラル成分が淵に固まっているのではないか。
水垢の元ですな。
とりあえず、固く絞った雑巾で拭きあげよう。
驚くほど、よく取れる。
やはり、付いているシミは水道水に含まれるミネラル分でしょうか。
それでは、ランキング発表!
同率1位 クッションフロア・フロアタイル
どっちも優勝!ほぼ新品。
クッションフロアやフロアタイルは安定の性能。
やはり、水回りにはやっぱりこれですな。
3位 合板フローリング
惜しくも、3位に。
以外にも、合板のフローリングも、シミはあまり残っていない。
ほんの少しだけ、シミの輪っかができているくらいでしょうか。
写真じゃ分からん…。
表面のコーティングがかなり優秀なんだろう。
けど、もしかするとフローリングのつなぎ目に水が入ると一気に弱くなる気がする。
4位 無垢フローリング
差は歴然…。
圧倒的に、シミが残っているのが無垢フローリング。
いくらこすっても取れない。
少し水がこぼれたくらいではしみこまないけど、ずっと放置するのはやめましょう。
—まとめ—
水回り(脱衣室・トイレ)では、
やはりクッションフロアやフロアタイルを推奨。
水がこぼれる所には無垢フローリングは不利に働く。
んまぁ、ずっと水をこぼして放置することはあまり考えられないですけどね。
合板のフローリングもつなぎ目に水が入ると心配。
フローリングは家の雰囲気を演出するにはとても優秀。
でも、水回りには水回りの床を使う。
適材適所で床材を選ぶことが大切ですね。