建築サイン散策
スタッフコラム・ブログ2020.03.27
こんにちは、デザイナーの丸中です。
今回は、壁紙についてのお話です。
僕は、壁紙は真っ白も好きなんですが、壁紙にアクセントを付けてあげると、
かなりオシャレ度上がります。
しかし、ただ乱発してしまうと、ひどいことになる…。
コツがいるんですね。
3つのルールをご紹介します。
壁紙はたくさん種類があるんで、あれもこれもと採用したくなりますが、
これだけは、必ず死守してください!
①谷と山を把握して、谷で貼り分けをすること。
これは基本のルールです。
折り紙で、谷折り、山折りなんて言葉を使っていませんでしたか?
それを間取りで言うと、ここが「谷」。
ここが「山」
壁紙の貼り分けは、
「谷」から「谷」が基本。
この間取りの場合は…
これが正解。100点。
何故、「山」で貼り分けをしないのか。
それは、時間が経つとクロスとクロスの間が開いてくるからです。
どうしても「山」で貼り分けをしたい場合は、見切り材と言って、クロスが開いていかないように抑えをしてあげますが、僕はあんまり見た目が好きではないです。
②色のチョイスは場所によって変える。
色には、色々な効果があるんです。色だけに。
気持ちがアガったり、落ち着いたり。
なので、壁紙の色のチョイスは場所によって変えるのがベストです。
これから紹介するのは私の独断と偏見ですが、参考にしてみてください。
例えば、青。
さわやかイケメンな反面、寒い感じがします。
お洋服を着替える、脱衣室などは少し寒いので玄関やトイレなどがおススメ。
オレンジやピンク。
陽だまりのような暖かな感じがします。
脱衣所や洗面所もおススメです。
ブラック。
部屋が締まって見えてかっこいい感じ。ハイセンス。
しかし、部屋が狭く見えるのがデメリット。リビングなどの広い部屋に使うといいですね。
緑やブラウン。
これは心にやすらぎを与えます。
なので、寝室に。
ぐーっすり眠れます。
ちなみに、部屋にアクセントの色を入れると、オシャレでいい感じですが、
あまり原色のような濃い色を入れると、コーディネートが難しい…。
そこで、おススメは「くすんだ」カラーのものをチョイスすること。
くすんだ色は、最近、壁紙のメーカーが多数ラインナップを出しています。
色を入れても、派手になりすぎず、大人女子もメロメロです。
③ガラとガラをあまりくっ付けないこと。
これは、洋服と同じですね。
帽子は水玉、トップスはボーダー、パンツはストライプ、靴下はチェック柄…。
私には上級者すぎて、考えられない…。
壁紙も同じ。
ガラにガラはかなりの上級者。
個性的な人にはいいかもですね。
木目の壁紙の隣が、ちょっと木目の違う壁紙などは、あまりおススメできません。
これは壁紙ではなく扉ですが…。
もし、やるなら、素材感を変える(木目柄とタイル柄)などがGOOD!
こんな感じで壁紙選びも楽しいですよね。
ちなみに、これは必殺「ボックス貼り」。
水色のところです。空間に箱がくっついているようなオシャレな技です!
やっぱり楽しいですよね。壁紙選びは。
自分の家も、もう一度選びたくなってきた。笑
(現在建築中)