合志にて内覧可能なモデルハウスが完成しました!
建売住宅2021.08.02
憧れのマイホームは建売住宅で、と思っている人も多いでしょう。確かに建売住宅に魅力がたくさんあります。
一方、建売住宅はすでに出来上がっているものなので、希望に合うかどうか心配、あるいはどうやって探したらいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では建売住宅の上手な探し方についてご紹介します。
長く住み続ける理想の家探しのために、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.物件の種類と特徴を知ろう
建売住宅を探す前に、まずは他の種類の住宅も知っておきましょう。
住宅の種類とそれぞれの特徴を知っておくことは、よりよい建売住宅選びにつながります。
1-1.新築一戸建て(建売住宅)
建売住宅は、すでに「完成した建物を土地とセットで販売しているもの」です。
一棟ごとに施工・販売することもありますが、ある程度の数が集まった分譲住宅地としてまとめて売り出す場合も多くあります。その規模は数棟から数十棟、大きいものでは100棟を超し、一つの街を統一した仕様で構築する場合もあります。
いわゆる「モデルハウス」も建売住宅に該当することが多いです。
建売住宅は外構も含めすべてが出来上がった状態で販売されており、購入すればすぐに入居できる場合がほとんどです。間取りや設備等、自分で一から考える手間はかかりません。また、事前に実物を内見できるので、どの部屋に何を置くか、どのような暮らしになるかなどを具体的にイメージできます。
土地や建物等すべてを含んだ価格で販売され、トータルの費用がわかりやすいことも建売住宅のメリットです。
複数棟まとめて建築するため、一般的に注文住宅に比べて価格はリーズナブルなことが多いです。総額がはじめからわかっているので住宅ローンも組みやすく、銀行の審査も比較的早い傾向にあります。
一方で、間取りが決まっていて変更できないため、自分の好みの家を見つけるのが難しいというのが建売住宅のデメリットです。すでに出来上がった家を購入するため、ある程度の妥協は必要になるでしょう。
また、長く住むのであればいずれはライフステージの変化に応じてリフォームを希望する状況になるかもしれませんが、建売住宅は必ずしもそうした需要を加味して建築しているわけではありません。そちらの可能性も考慮して自分に合う住宅の種類を選ぶことが重要です。
1-2.注文住宅
建売住宅の場合は土地と建物をセットで販売していますが、注文住宅は別々です。すでに持っている土地に家を建てるか、あるいは必要な土地を購入してからそこに家を建てるという形になります。工務店やハウスメーカー、ビルダーといった専門業者に設計・施工を依頼して建築します。すでに出来上がった家を購入するのではなく、家づくりの最初の段階から施主が細かく関わり意思を反映できるというのが、建売住宅との大きな違いです。
注文住宅はオーダーメイドになり、希望通りの家を建てることができます。外装や内装、間取りや設備はもちろん、壁紙の色柄やフローリングの材質、建具の細かいデザインなど隅々に至るまで注文可能です。住まいにこだわりのある人や好みがはっきりしている人、妥協できない点がある人にとっては魅力があります。
設計が自由ということは、将来のリフォームの可能性も見据えた設計も可能ということです。子供が大きくなったら部屋を分割して子供部屋を作りたい、老後はバリアフリー対応にしたいなど、その時々の暮らし方に合わせたリフォームができるように、最初から設計を工夫しておくこともできます。また、建築過程の確認ができるのも大きな安心材料になるでしょう。
デメリットとしては、入居までに時間がかかるという点が挙げられます。完成状態で買ってすぐ入居できる建売住宅と違い、注文住宅の場合は完成までに時間も手間もかかります。また、建売住宅は完成形を目で見ることができますが、注文住宅ではできません。もちろん立体模型やパソコン上で完成状態をシミュレーションしたり、イメージに近い施工事例やモデルハウスを見学できる場合もありますが、仕上がり具合についてはあくまで「イメージ」にとどまるという点に注意しておく必要があります。
費用に関しても、建売住宅に比べて注文住宅は高額になるケースが多いです。住宅ローンは建物の完成後に融資されることもあり、その場合はつなぎの融資を受ける必要があるので少々手間がかかります。
1-3.中古住宅
中古住宅は建物と土地がセットで販売されているという点では建売住宅と同じですが、すでに人が居住していたことがあり、築年数も何年か経っているという点が異なります。古いという点で心配になる人もいるかもしれませんが、あらかじめ内見して建物の様子や内部の状態を確認できるので安心です。
中古住宅の最大のメリットは、新築に比べて価格が安いということでしょう。同じような立地条件と似たような間取り・広さの場合、新築よりも中古の方が安い場合が多いので、限られた予算の中でも立地や間取りにこだわりたいのであれば中古という選択肢も浮かんできます。また、前の持ち主がすでに退去済みであれば、購入してすぐに入居できるというのも魅力的な点です。
ただし築年数によっては建物が傷んでいたり、設備が古くなっている場合もあるので気を付けましょう。入居前に設備の更新や建物の修繕・リフォームなどが必要になれば、結局費用がかさんでしまうことにもなりかねません。あえて中古住宅を購入してリノベーション(大規模な改装工事)を行い好みの家に仕上げる、という考え方もありますが、予算的に新築と比べてお得かどうか検討してみる必要があります。また、古い住宅の場合は耐震性や耐久性の確認も必要です。
1-4.マンション
マンションは駅に近いなど立地がよい場合が多いのが特徴です。大規模なマンションの場合は共用施設が充実していたり、ラウンジやゲストルームを備えていたり、中には居住者専用のキッズスペースやフィットネスジム、屋上庭園などを備えている場合もあります。さらにはフロントを設けてコンシェルジュが常駐し、日常の様々なサポートをするといったホテルライクなサービスを提供しているところもあるなど、単に住むだけでなく多彩なサービスが受けられるのもマンションの魅力となっています。
セキュリティに関しては規模の大小を問わず力を入れていることが多く、オートロックや防犯カメラを設置し、警備会社の24時間セキュリティを導入している場合も少なくありません。また、共用部の清掃や設備のメンテナンスは管理会社が行うので、手間がないというのも大きなメリットです。
ただし建売住宅と同じく間取りや設備・仕様は最初から決まっており、自由に変更できません。また、購入後に管理費や修繕積立金、駐車場代などがかかってくることも知っておく必要があるでしょう。さらに集合住宅の場合、隣と壁一枚で接しているため、騒音に悩まされたり隣人トラブルに巻き込まれてしまう可能性も否定できません。
2.建売住宅の探し方
それでは実際に、理想の建売住宅をどうやって探したらよいのか解説します。
2-1.知っておくべきコツ
建売住宅を探すに当たっては、まず「譲れない条件」を明確にしておきましょう。すべて希望通りの物件があればよいのですが、なかなかそういう物件に巡り合うのは難しいものです。立地、間取り、周辺環境などにおいて妥協する必要もあります。そうなったときに譲れないのは何か、ある程度妥協できるのはどういった点を決めておくと、選択がスムーズにいきます。通勤のため駅から徒歩10分以内がよい、子供がいるので学校が近いほうがよいなど、希望の条件を挙げて優先順位をつけておくとよいでしょう。
■間取り ー 家族構成に合わせた部屋数、駐車場の台数
■周辺環境 ー 学校、スーパー、コンビニ、病院、銀行などライフライン充実しているか
■アクセス ー バスの本数・時間、駅までの距離
■予算 ー 外構、諸費用合わせた総額、月々の支払い
また、希望条件をあまり厳しくし過ぎないことも大切です。例えば、「駅徒歩5分以内」で検索すると徒歩6分の物件ははじかれてしまいますが、1分程度の違いは考え方しだいで妥協の範囲に入ることもあるでしょう。その場合は「10分以内」で検索すると、選択の幅が広がってよりよい物件に出会える可能性が高まります。
更に、次に紹介する探し方で希望エリアの相場観をつかんでおくのもおすすめです。
2-2.何を使って探す?
インターネットの不動産ポータルサイトを利用したり、生活圏内の住宅メーカーのwebサイトを利用するのが便利です。エリアや駅からの徒歩分数、間取りや価格など様々な条件で検索できます。情報は随時更新されているので、常に最新の情報が得られるのもメリットです。また、新聞に入ってくる折り込みチラシでは地域に合った情報や見学会の情報を得ることができます。ただし情報が最新でない場合もあるので注意が必要です。
実際にいくつかの不動産会社を訪問したり、モデルハウスを見学に行くのもよいでしょう。不動産会社を訪問する際は、あらかじめ条件を明確にしておくと希望の物件を見つけやすくなります。モデルハウスでは実際に家の中に入って隅々まで見学できるので、イメージと違うといった失敗を避けられます。
3.素敵な物件に出会うためのポイント
建売住宅のメリットとデメリットについては先に説明しましたが、物件を探す際にはそちらを十分に理解しておくことが必要です。建売住宅のメリットとして注文住宅より安い点を挙げましたが、あまりにも安い場合は必ず何か理由があります。その理由を明確にし、冷静によく考えて決めるようにしましょう。またデメリットとしてリフォームしづらい可能性を踏まえて、購入する際は10年先を考えるというのも一つのポイントです。数年しか住まないという状況になっても、いずれリフォームできるかどうかというのは家の価値にもつながります。
希望条件の優先順位を明確にしつつ、条件にとらわれ過ぎないというのも大切です。リフォームやカスタマイズでカバーできることもあるので、その前提で購入するというのも一つの方法です。
そして何より大切なのは、品質の点で信頼できる住宅メーカーを選ぶ、ということです。
理想のマイホームを手に入れよう!
建売住宅の上手な選び方について解説してきましたが理解できましたでしょうか。
家は一生のうちでも特に大きな買い物ですから、失敗したくないという気持ちは誰にもあるでしょう。物件情報の効率的な探し方や、こだわる点と妥協できる点の見極めなど、本記事で解説した内容を参考にぜひ理想のマイホーム選びを成功させてください。
熊本県でマイホームを検討しているなら、ぜひアネシスにご相談ください。